Yoga Spot Online

受講生の声:本間リサさん

「月のフロー」の最初のイメージは、リラックスするための穏やかなヨガでした。
確かに、太陽と月、陰と陽、といった分け方でみれば、太陽との比較論で月にそうした要素が有るのは確かです。
でも、月のフローにおいても「全部が月のエネルギーではなく、必ず太陽の要素がある」というのが、意外なポイント。

ヨガは両端の要素のバランスをとっていくためのもので、太陽の要素が有ってこそ、月のエネルギーが生れます。
だから、月のフローと、アクティブさをイメージさせる太陽のフローは分断されたものではなく、
「ヨガをする人の心身の状況に応じて、太陽や月の要素をうまく加減すること」が大事。
その加減のしかた=ポーズやフローのクラーマ(段階)を習得することが、TTの技術的な勉強です。
でも、このTTの40時間は、単に知識を得てヨガを教えるための勉強ではありませんでした。
ヨガのシークエンスのように、自分の人生そのものを意識的に構成していくツールを知ること。
それがTTの本質です。

自分の身体や心が今どんな状態なのか、を知ることも必要になります。
TTを受けなければ、それを知る手段もなく、そもそも知る必要性にすら気づかず過ごしていたと思います。
知らなくても生きていけます。知ったからこそ、それまで自分が自分の身体とどれだけ断絶していたかに吃驚するんです。ふだん何気なくしていた習慣を思い返してみると、自分の感覚を感じる前にそれを封じていることが幾つもあります。

たとえば、風邪の初期症状を感じるや否や、熱が出る前にすぐさま薬を呑んでいたり。
疲れを感じる前に、栄養ドリンクを服用してから徹夜したり。

私は長年生理不順だったのですが、それも「来ないなら来ないで楽だ」とすら思っていました。
ただ、ほかならぬ自分の身体なので、知らぬ気付かぬのまま居られるわけがなく、
気付いた時には大きなダメージを受けてしまうこともあります(私自身、過去にそうした経験しています)。
自分をエネルギッシュにする力も、幸せになる力も、自分の内側にあると知りました。
その本来持っている力を保持したり高める手段がヨガなんだと、自分は解釈しています。

先生方の様な、自分自身がヨガで癒された状態で、その力を必要とするひとを導ける先生になることが目標です。
素晴らしい教え、時間をありがとうございました。
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