パート１ではアグニと人類の密接な関係についてお伝えしました。アグニと人間の関係は、物理的、霊的、そして道徳的な側面で非常に深いものがあります。

自己浄化や精神的な成長を育むスピリチュアルプラクティスを根底から支える力としての火。

火という元素を通じて、人々は神々とのつながりを感じ、物理的な目では見えない大きな力を自分の味方に付け生きることの重要性をハートの中心で感じる事ができます。

無知を照破する叡智としての火は、真実と誠実さの象徴ともされ、正義のために燃える火として、道徳的な清浄さやダルマ（生命をサポートする正しい生き方）を守ることの重要性を教えています。

無知を照破する叡智の力としてのアグニの力は我々を正しい行いへと導きます。

火、アグニの本質は変容と浄化です。火が金を精錬するように、アグニは私たちの人生において次のような助けをしてくれます。

• 浄化：火には、参加者、空間、そして捧げ物を浄化する力があります。象徴的な意味では、火は浄化の器であり、不浄なものを破壊し、物質を神聖なものへと変容させます

• カルマや古いパターンを焼き尽くす

• 感情の残留物、トラウマ、そして束縛を浄化する

• 人間関係、習慣、思考形態など、役に立たないものを手放す

• 浄化と変容の象徴であるアグニは供物を神聖な本質に変えます。我々の内側に沈着しているネガティブな側面を火の儀式で供物として浄化の火に捧げていきます。

象徴的に、不誠実さ、恐怖、怒り、悲しみ、自我、執着、嫉妬などを火に捧げることは、新しい自己が出現するための空間を生み出します。

パート３では日常にシンプルなアグニのプラクティスを取り入れる実践法をご紹介します。

動画は１つのリールには収まりきれない、インドでのバクティヨガ修行火のスピリチュアルプラクティス。

Ram Ram

OMkari

２０２５年４月１９日